
ハイサイトマンクロユリハゼ…
専門職員の古網です。
名護青少年の家のブログより世界のセレブの間で話題沸騰となり検索ワードランキングも急上昇で常に上位となっているアレが出現したという情報をキャッチし急遽その真相を確かめるべく我々は、名護青少年の家から徒歩にて山の奥地に足を踏み入れた!
事務所を出て目をやると白い花が我々を出迎えてくれた、「オキナワセッコク」だ…その昔は山に数多く自生していたらしいが、最近は採集によってめっきりその数を減らしているという可憐な花からは清涼感のあるよい香りがする。
出発から1分この花の香りが我々の疲れをいやしてくれた。
もちろん、我々の目的は「オキナワセッコク」ではない…道草している暇はない先を急がなければいけない!

舗装路を進み体育館前の赤土の斜面、何か出そうな気配が…
まさか「アレ」か?隊員の間に緊張が走る。
否!これは「アレ」ではない、「コモウセンゴケ」ではないか…
小さいが侮ることなかれ…彼らは虫など捕えて自らの栄養を補給する食中植物、
我々は「コモウセンゴケ」の出す粘液に細心意を払いさらに奥へと足を進める。
野外炊飯棟の下辺りを通過するころには、ガラッと景色や広がる音が変わる。
周りは人工物が見当たらない…そこに聞こえてくる音は車や町のノイズとは真逆の世界で「ホーホケキョ」と美しくも不思議な鳴き声の褐色の鳥ぐらいだ…
熊よけの鈴を鳴らしながら先に進む。
ここは名護市近郊の市民の憩いの森。何が出てくるか見当もつかない…
そして事務所を出て歩くこと5分。
とうとう我々の前に「アレ」が姿を現す。
そう、光るきのこ「シイノトモシビタケ」である。
以前私がブログで紹介し、携帯カメラで撮影し投稿するも、「見えねーじゃないか!」と名護青少年の家スタッフブログが炎上寸前に陥った伝説のキノコである。
私がキノコをネタにするときはだいたい無事で済まない…
夏にキノコ狩りポイントを紹介したときもそうだ…
大丈夫、今は昼だ。
光っている姿は撮影できなくても、日中その姿はちゃんと抑えることはできる…
光る姿は機材を揃えて後日改めて撮影すればいい。
そしてポケットから携帯を取り出し撮影しようとした瞬間、またしても「山の神」は私に試練を与える…
「電池切れ…」無情にもカメラ機能立ち上げの最中に画面が落ちる…
「こ、こんなことって…山の神を怒らせたか!!」
そして隊員は「シイノトモシビタケ」の姿を目に焼き付けて山を後にするのでした…
~またしても撮影失敗に終わったシイノトモシビタケだがいい写真をとるまで我々の挑戦は続く~
たぶん…

(イメージ図)
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